透析科
2021年5月開設の透析室です。透析に長らく関わってきた腎臓内科医師が責任をもって治療を行い、知識・技術力を持つ専任看護師・臨床工学技師が日々の穿刺や生活指導、様々なお困り事のご相談にも応じます。治療に難渋して困っている方などのセカンドオピニオンや透析室見学、旅行透析なども適宜承ります。
■当透析室の特色
1)オンラインHDF(OnlineHDF)という最新透析治療が可能です。大きな老廃物を効率良く体外に捨てることで、従来の透析で問題となっていた、透析アミロイドーシスという全身関節症、ばね指・手根管症候群の予防や治療が可能となります。痒み、むずむず脚症候群、透析低血圧にも有効と言われています。
2)制限ばかりの食事治療は致しません。実は、栄養過多より低栄養の方が予後が悪いからです。必要最低限に絞ったお薬を飲みながら、楽しく食事ができる方が余程大事なことです。低栄養は全力でバックアップします。
3)軽視されがちな骨粗鬆症治療にも真剣に向き合います。残念なことに今尚、透析患者さんの骨折→寝たきりになることが、当たり前になっています。その前の予防こそが重症なのです。適切な薬剤の選択と、低栄養に対する取り組みを行います。現在、リハビリも同時に行えるように調整中です。
4)透析治療=血液浄化だけではありません。腎不全患者さんは、動脈硬化から心臓や血管病変、骨粗しょう症、悪性腫瘍、感染症などのリスクを負っています。また、糖尿病や多発性嚢胞腎、特殊な腎炎、肝硬変など、もともとの病気に由来する治療も求められます。各患者さん毎に、年間スケジュールを組んで早期発見に努めます。(CT/MRI検査、超音波検査、ABI検査、骨塩定量検査、便検査など)
5)ご希望の方は、ご自宅や入所施設までのバス送迎も行います。
6)ご希望の方は、腎不全治療食を昼食として提供します。
7)万一、調子が悪くなった場合も、当院で時間外受診や入院することが可能です。
対象疾患
下記疾患でお悩みの方はこの診療科にご相談ください。
担当医紹介
この診療科の担当医を紹介いたします。
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透析センター長
泉谷 環
腎臓内科、透析、糖尿病科
- Massage
- 慢性腎臓病、糖尿病疾患が専門です。早くから治療を始めれば、大事な腎臓や心血管、眼の健康を守ることができます。腎臓が悪い、血糖が高い、高血圧、浮腫んだなど、治療が上手くいかないなど、幅広いご相談にも応じます。より良い透析を望まれている方も、是非ご相談下さい。
- Career
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平成18年卒
医学博士
日本内科学会 総合内科専門医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析医学会 透析専門医
透析室について
休診・代診情報
お知らせはありません。
診療スケジュール
午前診:9時〜12時 / 午後診:16時〜18時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前診 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
午後診 | ● | – | ● | – | ● | – |