腎臓内科
腎機能の異常を指摘された方、たんぱく尿や血尿が出る腎炎の方、高血圧症、慢性腎臓病や糖尿病性腎臓病の方で治療に難渋されている方、より良い治療をご希望の方は、是非ご相談下さい。腎不全の併診、透析のご相談、腎機能悪化や電解質異常など、地域からのご紹介も承ります。
■慢性腎臓病(CKD)とは
採血検査でeGFRが60未満の方、蛋白尿が出たり、腎炎で血尿が出る方、腎臓が片方ない方、形態異常など腎臓が悪くなると、将来透析になるだけでなく、全身の動脈硬化が進みやすく、心臓病や血管病が数倍かかりやすくなり、寿命が縮まります。残念ながら腎機能を戻す薬はありませんが、塩分制限や血圧管理を徹底し、糖尿病など腎臓を悪くする要因を取り除き、できるだけ腎臓の負担を減らす治療を行うことで、腎臓も全身の臓器も守ることができます。
■腎臓病治療に役立つ最新治療のご案内
・SGLT2阻害薬
数年前から糖尿病領域で使うようになった内服薬ですが、尿中に糖分を捨てる作用があります。実は、この糖分を尿からリサイクルして体内に取り込む場所、近位尿細管という場所が腎臓の中で一番エネルギー消費する、ストレスを受けやすい弱い場所になります。お薬で近位尿細管細胞の負担を減らしてやることで、腎臓がより長持ちすることが最近分かってきました。他には、心臓にも良い効果があります。
・腎性貧血の内服薬(HIF-PH阻害薬)
腎臓は老廃物を捨てるだけでなく、様々なホルモンを作る場所でもあります。背血球という酸素の運び屋を育てるエリスロポエチンというホルモンも作っています。腎不全になるとエリスロポエチン不足で貧血が進行する腎性貧血という状態になります。そうすると、2~4週間毎にホルモン補充を注射でする必要が出てくるのですが、最近はHIF-PH阻害薬という新しい治療薬も使用できるようになりました。注射の代わりに週3~連日に内服薬を服用します。
※悪性腫瘍をお持ちの方や糖尿病網膜症が進行した方は、使用できません。
対象疾患
下記疾患でお悩みの方はこの診療科にご相談ください。
担当医紹介
この診療科の担当医を紹介いたします。
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透析センター長
泉谷 環
腎臓内科、透析、糖尿病科
- Massage
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慢性腎臓病、糖尿病疾患が専門です。早くから治療を始めれば、大事な腎臓や心血管、眼の健康を守ることができます。腎臓が悪い、血糖が高い、高血圧、浮腫んだなど、治療が上手くいかないなど、幅広いご相談にも応じます。より良い透析を望まれている方も、是非ご相談下さい。
- Career
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平成18年卒
医学博士
日本内科学会 総合内科専門医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析医学会 透析専門医
休診・代診情報
お知らせはありません。
診療スケジュール
午前診:9時〜12時 / 午後診:16時〜18時
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